第7回「高校・高専『気象観測機器コンテスト』」
第7回大会の出展作品をご紹介します。
2018/11/17

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11月17日に千葉県船橋港に係留されている,SHIRASE 5002のオーロラホール(ヘリ格納庫)にて,第7回 気象観測機器コンテスト最終審査が行われました.
UKKからは3チーム(SODM,燃えよ!ヒートボックス!!,P-System)が
最終審査に出場し,見事「P-System」が最優秀賞(1位)を受賞しました.
これで,UKKは4年連続優秀賞,2年連続のW受賞,初の最優秀賞となります.
最終審査には31チームが出場し,審査員や他校の先生にポスターセッションを行いました.審査は,2次審査時のレポートと,最終審査のポスターセッションの
出来栄えで行われました.
2018 Examine Project 大気汚染観測衛星「SODM」
「Examine Project」と題して今年で6年目の高高度気象観測衛星の開発となります.
今年は先輩からの研究を受け継ぎ2年生だけで機器の開発及び実証実験を行いました.
今回はBME680とGPSを用いて機器を開発しました.BME680では温度・湿度・気圧・高度(気圧より算出)・空気清浄度を測定することができました.
惜しくも受賞は逃しましたが,先輩たちが行ってきたことの学習や,低コストかつコンパクトに製作するという目標は達成することができました.
来年以降も機器の発展と向上を目指して開発を行っていきたいと思います.



燃えよ!ヒートボックス!!
今年度からの新たな研究となります.
「燃えよ!ヒートボックス!!」は近年,問題視されているヒートアイランド現象のメカニズムなどを解明するために制作しました.
温湿度計を複数の場所に設置し,得られたデータからヒートマップを作成し,どのような場所で温度が上昇しているのか,また温度によりどのような現象が発生するのかを考察しました.
惜しくも受賞は逃しましたが,今後は測定場所を増やし,より細かな現象を観測していきたいと思います.
本研究にご協力いただきました13校の小学校関係者の皆様に深く感謝申し上げます.


多地点同時・多種気象データ観測機器「P-System」
今大会で「最優秀賞」を受賞しました.
「みんなのデータで作る,自分のためのお天気サービス」をコンセプトに「P-System」は作られました.
このシステムは,気象データの「収集・解析・表示」を一元的・自動的に行います.
「収集」にはワイヤレスセンサネットワーク,「解析」には人工知能(ニューラルネットワーク),「表示」にはWordPressを用いました.
詳しくは「P-System」の紹介動画等をご覧ください.
「P-System」HP


第7回 気象観測機器コンテスト

